戦術を用いるのはゲームルールやフィールドの大きさにも依りますが、同じような射程と装弾数の武器と人数で戦うサバゲーにおいては勝敗に関わる大きな要素です。
そんな戦術を考える際に重要な原則がいくつかあります。
・「戦力集中の原則」
その場その場で敵よりも多い人数で立ち向かえば優位に戦うことができます。
サバゲーでは銃の機種による性能差がほとんど少なく、集まれば集まっただけたくさんの弾を敵に撃てるので、反撃する機会や判断力を奪うことに繋がります。
・「敵に先んじる」こと
これは先手を取り続けることで敵の行動の選択肢を奪い、こちらの思惑通りに戦いを運ぶということです。
将棋や囲碁のように一手先、二手先の敵の動きを想定することで対処を容易にする、という考え方です。
・「敵の側面を攻撃する」
相手の正面から攻撃をかけると、即座に反撃されるのは想像がつくと思います。遮蔽物もお互いの間にある可能性も非常に高いです。
もし敵が正面からの攻撃に備えて複数人で横隊(横一列の隊形)を組んでいる場合、正面から挑むと並んでいる敵全員と戦わなくてはいけないのに対し、側面からであれば隊列の端にいる1人ずつと戦うことができるのです。
有名な孫子兵法などでも記述されていますが、敵の弱い部分を攻撃するということが戦術のセオリーであり、逆に自分達の弱点を補うことができるように攻撃を計画することが戦術の第一歩なのです。
あらゆる戦術はすべてこれらの原則に則って生み出されていることを覚えておいてください。
そして可能なら「予備隊を用意する」と戦術に余裕が生まれます。
つまり、すぐには戦闘に参加せず、状況に応じ指揮官の指示を受けて戦闘に加わる援軍みたいなものを用意することで、「戦力の集中」原則からは外れてしまいますが、敵のミスに付け込んだり、味方の動きをカバーできる猶予を持たせることに繋がります。
戦闘中にはあらゆる問題が起こるため、計画通りにはいかないことが常ですが、状況をコントロールできれば、指揮者としてはえも言えぬ楽しみに目覚めることでしょう。
ステップ5に続く
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