屋外でも室内でも、複数人で戦闘をする場合はそれぞれの位置関係が重要です。特に戦闘中に使われる隊形(フォーメーションとも)を戦闘隊形と呼びます。
隊形にはそれぞれが警戒範囲を分担できたり、メンバー全員の火力を一方向に指向できたり、移動しやすく敵中を突破しやすいなどの特徴を持っています。
主に使われる隊形は以下のとおり。
「横隊」は横一列にメンバーを並べ、正面の敵に対し全員で攻撃を仕掛けられる、最も火力を発揮できる隊形です。
互いの間隔はフィールドの広さに合わせて変えますが、フルオート射撃やトルネードに巻き込まれない程度の間隔をとります。狭くて高低差がある場合は二列、三列で並ぶこともあります。
「梯形隊形(ていけい)」は横隊を斜めに組むものです。
この隊形はこのままで戦うことを考慮しているわけではなく、正面か側面に攻撃を受けた際に速やかにそちらの向きの横隊へと移行するための警戒隊形です。傾ける向きは左右共にあるので使い分けます。
図は5人での編成なので五角形になっていますが、円形になるように組むため「円陣」とも言います。それぞれが別の方向を警戒でき、360度の攻撃に対応できます。包囲を受けた場合、互いの側面を守るためこの隊形を用います。
隊長を中心にひし形に組んで隊長を護衛する隊形です。方円隊形に似ていますが、通路を移動する際にも用いられます。
図のように若干ずれることで互いの射線を遮らないようにできます。
矢印の先のように組みます。主に突撃するときに使いますが…ちょっとサバゲーでは使いにくいかもしれません。
こうした隊形は基本的なもので、それぞれの弱点を克服しようとした応用隊形もあります。剣の時代から銃の時代に変わった今でも有効性が認められているこうした隊形を知ることで、同じように隊形を利用する敵が居た際、その弱点を見いだすことができるのです。
ステップ6に続く
0コメント