ステップ6・無線機による情報のやりとり

サバゲーをやっていると、現実の軍隊のように無線機で情報をやりとりしながら連携プレーして華麗に勝利!というものに憧れる方も居られると思います。(筆者も無線機をお借りしてみて買う決心を固めました)

情報というのは使い方次第で非常に強力な武器になり得ますが、逆に意味のない情報というものもあります。

そのため、まずは無線機をどんな目的で使うかを考える必要があります。そうしないとどんな情報を伝えれば良いのかが分からなかったり、その情報を有効利用できなかったりします。

分隊の中だけで情報をやりとりするのか、分隊同士で情報をやりとりするのかで扱う情報は変わってきます。

例えば2分隊全員が無線機を装備していると仮定したとき、A分隊の誰々がA分隊での任務内で準備ができた、敵を発見したなどの情報はB分隊の隊員にはあまり必要とは言えません。

A分隊とB分隊の間では「お互いの位置関係の確認」「現在の状況」「救援が必要かどうか」「何人の敵を倒したか」という辺りの情報を互いの分隊長と副分隊長が把握できればそれでいいのです。

逆にひとつの分隊内でのみ無線機を使用するならば、細やかな報告(敵発見、味方ダウンなど)を行うことで分隊長の状況把握に繋がり、指揮が執りやすくなります。この場合は誰が話しているか分かるように自身の順位を申告しながら伝えると位置関係も把握しやすくなります。

また、無線機は投入するのに分隊を組まないとなると無線機を持っていない周りのプレイヤーは置いてけぼりになってしまうので、その場合はできうる限り情報を共有することでそのプレイヤーも情報を利用して戦えるようになります。

無線機は組織化された集団において効率よく情報をやりとりするための装置であり、注意して運用しなければなりません。

ステップ7へ続く

《ミリタリーオウル》

本サイトはサバゲーを分隊単位で戦うことでよりタクティカルに楽しんで勝つことを目的として、軍の教範の一部や戦術学を筆者の経験と解釈でどのように活用するかを紹介しております。 ステップを読み進めるごとに内容が把握できるようにしておりますのでできれば初めからお読み頂けると幸いです。

0コメント

  • 1000 / 1000