サバゲーをやっていると勝つための作戦を立てたくなることかと思います。
作戦にはいくつかの要素を考慮して立てる必要があります。
まず「地勢」という地形の状態です。
野外フィールドだと、地図では伝わらない高低差や進行不能な箇所などを考慮し、どこが移動しやすい、視界が通る、隠れやすい、目標までの最短経路などを考えなくてはいけません。
午前中のフィールド説明などの時に注意して見て回るのも良いですし、フィールドインしているときに検証するのもいいでしょう。
次は「相手の戦力分析」です。
相手の主力プレイヤーが分かっていればその行動を予測し、討ち取るための準備ができますし、ゲーム中どのような攻め方をするかも情報として利用できます。
そして「味方の戦力分析」です。
味方の主力プレイヤーを確認しておくことで、どこに彼らを投入するのかの判断をつけます。
そしてそれらを分析して浮かんだ戦術を頭の中やノートの上で再現し、相手が取れるであろう色んな戦術とぶつけ合わせてどんな結果が生まれていくのかを「検証」します。
そしてその中でもっとも状況をコントロールしやすいもの、勝率の高いもの、失敗しても巻き返せる余地のあるものなどを選別し、作戦の基本格子とします。
ただしこのとき考慮しなければならないのは「作戦の複雑さ」です。
なるべく作戦の内容は単純に分かりやすくしないと、伝達の不備や誤解が生まれて計画そのものが破綻してしまいます。
どのような通信・伝達手段を用いるのか、どのような合図で任務を開始するのか、分隊はどんな方針で戦えばよいのか、万が一計画が破綻した場合はどんな行動をとればよいのか、といったことをしっかりと周知しなければなりません。
こうしてみると非常に敷居が高いものに感じられますが、立案した作戦がうまく作用した際の連帯感、タクティカルな体験は他のスポーツでは得難いものとなるはずです。
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