多人数での戦いでは誰かがリーダーシップを取らない限り、それぞれがそれぞれのやり方で戦うため、侵攻速度もフィールド上での人数配分もバラバラとなり、気付かないうちに敵に後ろを取られたり、一方的に突破されて孤立させられてしまったり。
極論を言うとこのようなバラバラな戦い方では「上手いプレイヤーがどれだけ生存するか」という要素が勝敗を分ける事になってしまうのです。
こうしたゲームでの勝敗の要素を大きく変えるのが統率をとる人物の存在となります。
指揮官がメンバー同士を連携させ、その小グループで同じ目的意識を持ち、それぞれに役割を分け与えて戦う。
米軍の陸軍教範などにおいても、分隊長などの存在が兵士一人一人の心を同じ目標へと結びつけ、より有機的で効果的な戦闘行動を可能にするとされています。
つまり「リーダーシップ」を取ってメンバーを連携させるということは「メンバー全員を主役」として引き立てる為の第一歩なのです。
例えて言うなら、初めてのプレイヤーに慣れたプレイヤーがバディとなって戦闘をサポートするようなあの感じを、分隊単位で行うことが出来ればその結束力と行動力は大きく変わる、という事です。
あと最後になりますが、指揮官および分隊長の最も重要な仕事は作戦を立案する事でも、敵を率先してヒットする事でもありません。
先にも挙げましたが「メンバーを連携させること」が最重要なのです。
メンバーに警戒方向や移動、フォーメーションを指示したり、攻撃目標やタイミングなどを同期させてグループで戦うことの利点を発揮させることこそが良い指揮官・分隊長の条件であろうと筆者は考えています。
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